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起業家から学ぶ!!

女性起業家インタビュー 第1回   

 

LINK STYLE株式会社 代表取締役社長  吉川聖弓さん

HP*http://www.link-style.biz/

ブログ*http://ameblo.jp/link-style/

 
(プロフィール)パーソナル起業プロデューサーとして、起業コンサルタントを行う傍ら、各種セミナーも多く主催している。
夢をかなえたい女性達(男性)の救世主として、的確なアドバイスで短期間での起業を実現させている実力派コンサルタント。歯切れによい語り口で聴衆をやる気にさせる起業セミナーも人気を博している。大分での起業セミナーも計画中。 ・いつかは起業したいけど、何から始めたらいいのか分からない。・起業に関して悩みがあるけど、どこに相談すればいいのか分からない。・起業前に、できる限りのブランディングや集客をしておきたい。
そんな夢を持つ女性達の起業を後押しし、多くの起業家を輩出している。
 
 

1.起業したきっかけは何ですか?
 
 学生時代から、おぼろげながら「起業支援」がしたいと思っていました。昔から誰かをサポートするのが好きという性格もありますし、母が塾を経営していたのを見ていたので、そうやって自分の好きなことを仕事にしていく人を応援したいという気持ちがあったのかもしれません。
 
どうせやるなら、自分がトップに立って、自分の理念を実現する会社を興したいという思いは漠然とながらもありましたね。「代表取締役」って名乗ってみたかったし(笑)。
もともと誰かに指示されたり、強制されたり、束縛されたり、そういうことが嫌いという性格も原因のひとつだとは思います(笑)。
 
それでも大学卒業後、企業に就職したのは、まだまだ起業するには力不足だと思ったから。
それで当時、起業支援する上で自分に足りないITの知識を習得するべく、IT系のコンサルティングファームに就職しました。
 
途中、起業支援を行っている会社への転職ももちろん考えましたよ。
でも、お給料も評価もまぁ良かったし、今の仕事はやりがいもあるし、仲間とも仲良かったし、先輩や上司も理解あるし・・・っていろんな理由を並べて、実行には移しませんでした。
 
今考えれば、現状を変えてまで夢を追いかけるパワーがなかっただけなんですよね。
やっぱり人間って現状維持を選んじゃうんです。楽だから。
 
あっという間に就職して5年目を迎えたわけですが、色んな状況が重なって体調を崩したんですよ。最初はただの体調不良だと思っていたんですけど、カウンセリングを受けたら「自殺の危険性あり」みたいな診断を受けて(笑)。即ドクターストップでしたね。躁鬱認定です。
 
休業生活を余儀なくされて、仕事も自信も失って、本当に茫然自失の毎日でした。
右肩あがりだった大企業でのエリートコースがいきなり頓挫ですから。
 
でも、休業生活のおかげで、将来とか夢とか、「そもそもなんでこの会社に就職したんだっけ?」とか、そういうことについて考えることが多くなりました。なにせ時間だけはふんだんにありますから(笑)。
 
そしたら、やっと夢をまた見つめ直せるようになって。
 
復職しないまま辞めるのは中途半端だとも思ったんですけど、ここでまた色んな言い訳をして夢から目を背ける方が逃げだと思いました。
それで退職を決意し、起業家としての道を歩き始めましたね。
 
あの時、過呼吸になって、躁鬱認定が下って、本当に良かったと今は思っています。
もし、あの時休職しなかったら、今も重い腰を上げられず、現状維持していたかもしれませんからね。
 
2.起業してよかったと思うことはなんですか?
 
 
お客様の笑顔がものすごく近くになったこと。第一はそれですね。
 
前職ももちろんやりがいはありましたが、お客様の「ありがとう」がちょっと見えにくかったという気がします。
 
勤めていたのが大企業だったということもあるし、関わっていた仕事がすべて大人数で構成されているプロジェクトばかりだったということも理由のひとつだったのかもしれません。わたし自身の認識の甘さも当然あったでしょう。
 
当時は、お客様の「ありがとう」のために頑張っているというより、自分のために頑張っていたような気がします。だから、わたしが感じていたやりがいも、「お客様が喜んでくれる」というより、「入社一年目で責任の重い仕事をしている」とか「複数のプロジェクトを掛け持ちしている」とか、“対自分”のやりがいだったんだなと、今なら思います。
 
でも今は、「お客様の心からの『ありがとう』がもらえる」というのがわたしのやりがい。
わたしの一言が、お客様の人生に対して与える影響の大きさ、それを日々感じています。
 
もちろん、前とは比べ物にならないくらいの責任も同時に感じています。
 
たとえば、同じ30万でも、今の仕事の報酬としていただく30万と、給料としていただく30万では、全然重さが違うんです。それがストレスという形で重くのしかかってくるときもある。でも、その分、いただける「ありがとう」の重さも全然違う。
 
今、わたしは自分自身を商品としてビジネスを展開しています。どこにも逃げ場はない。お客様にご満足いただけなければ、わたしの商品価値が、いただく対価に合っていなかったんだと認めざるを得ません。
 
上司が悪いとか、環境が悪いとか、何かのせいにすることはできない。胃が痛くなったって、誰かにバトンタッチすることもできません。
 
それでも、お客様にご満足いただけたときの、「ありがとう」の重さや、お客様の笑顔を知ってしまったから、前の生活に戻ろうなんて微塵も思いません。
 
お客様の笑顔を見るためなら、わたしのストレスや胃の痛みなんて大した問題じゃない。
「好きなこと」を仕事にしてよかったと、心から思っています。
 
だから今日も、お客様に笑ってもらうために、楽しく頑張っています。
 
3.起業家として必要なマインドは何だとおもいますか?
 
 
自分のあり方をしっかり持つということ。
 
どんな思いでこの事業を始めたのか、誰に何を届けたいのか、この事業を通じて自分がどうなっていきたいのか、そういう根底を持つことは非常に大切だと思っています。
 
ビジネスですから、利益を出すことも、費用対効果を高めることも大事です。
でも、それが自分のあり方に沿ってないとすごく苦しくなります。
 
起業というのは、人生の選択肢のひとつでしかない。他にもたくさんの選択肢があったはずです。
それでも、起業家という選択肢を選んだということは、起業を通じて何かを実現していきたいという思いが根底にあるはずなんです。
 
苦しむために起業したならいいですが(笑)、その『何か』を忘れて突き進むと、本当に辛くなります。
 
起業直後は、熱い思いを誰もが持っていますが、しばらくすると、お金にばかり目がいったり、それゆえに、短期的に楽に儲かる話に飛びつきそうになるときがあります。
 
そういうときは、必ず「そもそもなんで、この事業を始めたんだっけ?」という問いに対する答えがしっかりしていないと、どんどん軸がブレていきます。
 
そして、好きだったはずの仕事から、遠ざかっていくんです。
 
価値はお金だけじゃ計れませんし、金額的にみたら費用対効果が悪くても、それが縁となって巡り巡って帰ってくることもある。どんな行動を取るべきなのか、教えてくれるのは自分のあり方です。
 
土台さえしっかりしていれば、それを実現する道がたくさんあることに気付けます。
そして、今がどれだけ大変でも、頑張ってやっていこうというパワーになってくれます。
 
「何の為に」という問いは、ずっと投げかけ続けたいですね。
 
4.起業して成功する秘訣は何だと思いますか?
 
 
『成功』の定義って、人によって違うと思うんです。なのに、みんな口を揃えて『成功』『成功』って言う。「成功したいんです」ってね。
「じゃ、そもそもあなたにとっての『成功』ってどういう意味?」って聞いても、答えられないんですよ。
 
ゴールが明確化されていなければ、当然、そこに行き着くまでにやらなきゃいけないことも見えてこない。今進んでいる道が、自分の『成功』に近づくルートなのかどうかも分からない。
 
『成功』の秘訣は、わたしが知りたいくらいですが(笑)、あえて言うなら、自分自身の『成功』の定義をしっかりと決めることではないでしょうか?
 
自分はどうなったら『成功』なのか、年収1億になったら『成功』なのか、好きなことを仕事にできれば『成功』なのか。未来の自分は、どんな状況だったら心から笑っているのか、そのためなら今頑張れるのか。
 
そして、その上で『起業』というキーワードを重ねてみる。
自分自身の『成功』のために、『起業』という選択肢を選ぶなら、ビジネスを展開する上で、どういう社会の公器になっていきたいのか、お客様に何を届けたいのか、それを通じて自分がどんな起業家になっていきたいのか。
 
そうやって、自分自身の『成功』の定義をしっかりと持つこと自体が、自分自身が思う形での『成功』を引き寄せる秘訣となるのだと思います。
 
5.朝、起きてまずすることは何ですか?
 
 
鏡をみることです。
 
最初はみんなワクワクとかだけで突き進めるんですけど、やっぱり途中でお金のこととか事業拡大とか、そっちに頭が行き始めるんですよ。
 
そうすると、本来やりたかったことからズレて、だんだん仕事が辛くなってくる。
 
私も、起業してしばらくしてから、利益が多い事業を手がけたことがあって。
確かにその間、利益は高かったんです。
けど、つまらなかったし、全然笑ってなかったですね。
 
鏡見てびっくり。
なんでわたし、こんな辛そうな顔してるの?って。うわー、ブサイクーって思いましたね(笑)。
 
事業をやっているわけですから、当然、お金は大事です。それを否定する気はさらさらない。
でも、やりたくないことを抱え込むために起業したんじゃないですよね。
 
やっぱり、やりたいことをやるために起業したんであって、そこがズレてきちゃうと、なんのために安定した日々を捨てて、起業家としての道を選んだんだかわからなくなっちゃう。
 
だから、毎朝、鏡を見る。
鏡見て、朝イチから絶好調にブサイクなときは、何かがズレてるんです。
どんなに忙しくて、楽しくやっていれば、絶対ブサイクにはならない。目が必ずキラキラしていますから。
 
自分の身体って正直なんですよ。
どんなに自分をごまかそうとしても、出ちゃうんです。
 
だから、毎朝チェック。
「今日もワクワクしながら、起きれたかなー?」って(笑)。
 
6.一日の簡単なスケジュールを教えてください。
 
日によって本当にまちまちです(笑)。
 
一日中、遊んでいる日もあれば、朝から夜中までずっと仕事している日もある。
 
事務所で作業しているときもあれば、表参道のカフェでやっているときもある。
ふと海が見たくなって、お台場までノートパソコン持ってワープしたこともあります(笑)。
 
だから、何時に起きて、何時までに事務所に行って、何時に退社して、何時に寝て・・・なんていうスケジュールはないですね。
 
ストレスがあるときは、遊んでてもつまらないので、週末返上で根元の解決に使うし、なんとなく気分がノラないときは、平日でもどっか行っちゃう(笑)。
眠いのに、必死に目をあけて仕事しようとしても非効率なので、昼間でも眠いときは寝ちゃうし!(爆)
 
決まった一日の流れがあるとすれば、夜に、翌日のスケジュールとタスクを確認すること、そして日曜日には、翌週のスケジュールとタスクを確認することくらい。もちろん、前日や前週からの作業繰越の有無なども含めて、確認していきます。
 
あ、あとメールは起床後すぐ、ランチ時、夕方くらい、と、決まった時間にしか見ないです。
だらだら時間を費やしてしまう作業ワースト1位がメールなので。
 
To Do リストだけはしっかり作っておいて、自分の状況(気持ちや空き時間の有無)などに応じて、柔軟に毎日を過ごしています。
 
7.オフの日の過ごし方を教えてください。
平日はオンだとか、週末はオフだという切り分けはしていません。
 
実際に作業をやっているかいないかという違いはありますが、遊んでいる時間にビジネスヒントを見つけることが多いし、仕事をしていても楽しくて仕方ないので遊んでいるようなものです。
 
ただ、基本的に、やる気があるときには一生懸命がんばって、ないときは無理しない。
そういうスタンスでいます。それが、わたしにとってのオンとオフですね。
 
無理にやろうとするとストレスになって、かえって作業効率が低くなるし、頭の中が解決しなきゃいけない問題でいっぱいなのに、日曜だからって休んでも、心も脳も休まらない。
 
カレンダー通りではなく、自分に合わせた休みを取っていきます。
そしてその日は、徹底的に遊びます(笑)。
家の中にいるより、車で遠出したり、買い物に出掛けたりする方が好きなので、100%、外出しています。
 
たくさん太陽浴びて、新鮮な空気を吸って、いっぱい笑ったら、それだけで身体にエネルギーが蓄積されていくような気がするんですよね。
 
どこかで見かけたら、ぜひ声を掛けてください(笑)。
 
8.好きな本はなんですか?
 
 
メンターでもあるドリームインテリジェンス株式会社 代表取締役 久保ひろしさんの『やるからできる』です。
 
わたしの起業家としての人生も、まさに「やるからできる」(笑)!
 
最初から自信がある人なんていないし、実績もお金も人脈もないところからスタートなんです。
頼れるのは、自分の熱い思いだけ。
それでも、「やろう!」と思って、色んなことにチャレンジしてきたからこそ、今のわたしがあります。
 
みんな、もともと、色んなことができる能力を持っているんですよ。でも、それに自分で制限を掛けてる。色んな理由を並べて、行動することから背を向けてる。
 
クリス岡崎さんの「億万長者専門学校」という本に、わたしの大好きな文章があるんですけど、それが「あなたは中国語を3ヶ月でマスターできますか?」っていう部分なんです。
 
普通、できないですよね?きっと、ほとんどの人ができないって答える。
 
でも、「3ヶ月でマスターしたら、20億あげます!」って言われたらどうでしょう?
即答で「やります!」ですよね(笑)。
 
「やります!」って答えた人は、告白しちゃってるんですよ。
「自分は本気になりさえすれば、3ヶ月で中国語をマスターできる能力があるんだ」って。
 
やっぱりね、みんな能力はあるんです。
でも、やってないだけ。自分で能力あるって告白できちゃうくらい、自分の潜在的な能力を信じてるのに、動いてないだけ。
 
だから、大事なのは、「今、できるか」じゃなくて、「今、やるか」なんですよ。
 
そして、努力をきちんと成果に結び付けていくためには、自分のあり方をしっかり見定める必要がある。
あり方が間違っていると、やり方をいくら変えても、なかなか思うようにいかないんです。
 
自分がどうなりたいのか、どうしていきたいのか、それが不明瞭だと、起業しようが転職しようが、同じ問いの繰り返しですよね。
 
「行動する前にあり方を見つめなおす」「事実は一つ、解釈は無数」「セルフイメージを高く持つ」
そんな、人生をより向上させ、自分らしく生きるためのヒントがたくさんあります。
ぜひ手にとって、読んでみてくださいね。
 
9.「仕事で美しく輝く」ためにどんな工夫をしていますか?
 
 
とにかく、自分の心に素直になって、その心を満たすようにビジネスのやり方を変えています。
やっぱり嫌々何かをやろうとすると、ブサイクになるので(笑)
 
仕事を通じてどうなりたいか、何を世に提供していきたいか、それが変わることはありませんが、“やり方”は色々あります。
 
たとえば、2010年9月に弊社は法人化して一周年を迎えるんですけどね、それを記念して、今書いているブログを一冊の本にしようって企画があるんですよ。
 
当然、本にしようとすれば、編集の時間もかかるし、印刷費も配送料もかかる。
利益だけを考えれば、商品化して販売するのが普通だと思うんですよね。
 
でも、あのブログは、本当に1人でも多くの人に伝えたいって気持ちで綴ってきたものなんです。
わたしの経験が誰かの役に立つなら、ぜひ読んでほしいって、そう思いながら、必死に皆さんに送ってきたメッセージなんですよね。
 
それに、弊社が一周年を迎えられたのはお客様のおかげ。
 
「伝えたい」と「感謝」、これがこの企画において、わたしにとってすごく重要なキーワードなんです。それを無視して、お金のことばかり考えだすと、自分が嫌いになっちゃう。
 
自分が嫌いになっちゃったら、絶対輝けないですよね。
 
かと言って、お金計算を無視するのはダメ。事業が継続できなかったら、それこそお客様に最大の迷惑をかけちゃうから。そんな自分も嫌いになっちゃうから。
 
だから、これまで弊社のサービスを利用してくださったお客様は無料にして、他の方からはせめて印刷費だけ頂戴しようとか、全員無料にするならこういう別のサービスを展開しようとか、『自分の気持ち』と『利益』のバランスを常に考えています。
 
好きなこと起業を掲げるわたしですが、好きなこと起業の意味って、『自分の喜びや快感を増やすビジネス』なんだと思うんです。
そして、それをちゃんと実現していくことで、どんどん輝いていけると思っています。
 
10.起業したい女性、起業して頑張る女性に一言おねがいします。
 
 
これまで多くの方と出会ってきて、悩みを聞いてきた中で、ずっと感じてきたことがあります。
 
それは、誰もが、『他人に嘘をつけても、自分には嘘をつけない』ということ。
 
自分に嘘をつくとね、辛いんです。
やりたいことも、やらなきゃいけないことも、言い訳だってことも全部わかってるのに、心の叫びを無視して、自分に嘘つくと、ブサイクになるんです。
 
そして、そんな自分を嫌いになっていっちゃうんです。
 
だから、伝えたいことはただ一つ。
「自分に嘘をつかないでください」
 
自分の本心は、自分にしか分からないのだから、自分で嘘ついちゃったら、誰も気付いてあげられない。
そんなんじゃ、あまりに自分が可哀そうだと思いませんか?
 
本音を無視して、建前だけで生きて、何の意味があるのでしょう?
 
起業する・しないもそう、ビジネスを展開するときの自分のあり方・やり方もそう、周囲に惑わされず、自分の声をきちんと聴く強さを持ってください。
 
わたしたちは毎日、色んな決断をしています。
そして、過去の決断が、今の自分を作り上げています。
同時に、今の決断が、未来の自分を作り上げているんです。
 
嘘の自分がした決断が、自分の本当になりたい姿を作り上げるわけがないんですよ。
そんな当たり前の事実を、絶対に忘れないでください。
 
自分の声を無視しないと決めたら、あとは、その声をどうやって実現させていけばいいか考えればいい。
そうしたら、どんな壁にぶつかっても、その声があなたを応援してくれるはずです。
「引き返すな!自分の声を信じて突き進め!」ってね(笑)。
 
たった一度しかない人生、自分らしく、思いっきり楽しんじゃいましょ!